豊島区、千川駅近くのわかしま内科のブログです。

わかしま内科の待合室に今年の春から「まれ」のポスターが貼ってあります。

輪島が注目される半年が始まったということで、喜んで観光協会に申し込んで送ってもらいました。豊島区の片隅で、輪島の観光をアピールできたら嬉しい、そう思っての行動です。

  • 輪島は、院長(若島)の母の実家があるところです。
  • 輪島は、院長の父方の祖父が東京に出て来る前に育ったところです。
  • だから、院長若島の血筋の3/4程度は、輪島に由来しています。
  • 輪島は「輪島塗り」の街ですが、漆器の組合にも複数の若島性の者が居ります。
  • 母の実家に1歳違いの従兄弟がおります。その従兄弟と親しくさせていただいているので、輪島の若者たちが大人になる過程でどのように生きてきたか、なにか判る気持ちでいます。親戚のある者は若い頃に輪島市役所に勤めました。ある者は大阪に出て仕事を覚え、輪島に戻り店を営んでいます。従兄弟の嫁さんは漁師の街の出身です。年上の親戚には東京でからだを壊してしまい、奥さんの実家の輪島に移った者も居ます。
  • 従兄弟の家、つまり母の実家は、今から50年前は、輪島塗りの漆器の木地磨きをする工房のような場所を持っていました。近隣の奥さんたちだったのだと思うのですが、女性が集まって来て、作業をしていました。
  • 「まれ」のドラマは私にとって(私はたまたま東京産まれで東京に住むことになりましたが)それぞれの地方で生まれ育った者が、かつての日本でどのように都会と接し、どのように郷里と接し、生きて行くか、生きて来たか。さまざまな夢があり、そして捨てられない物、振り切って捨てた物、があり、どのようにして人生の幸せを手にいれるのか、どうすることが本当の幸せなのか。。。。そういうテーマのドラマに思えるのです。
  • 「まれ」のドラマの結末は?まれは、都会に残るのか、輪島に戻るのか?みなさんの予想はいかがでしょうか。

まあ、それはともかくとして。

雑談をしても許される患者さんとは、輪島のことを診察室で話しました。私の話を聞いてもらった御礼に、素朴なお菓子、「輪島せんべい」をお渡しして食べてもらいました。けっして高級な物ではありません。50年前、母親が実家から送ってもらっていたのと同じ素朴な塩味のせんべいです。50年間、よくも全国に知られずにマイナーなままで居たものだ、普通、観光地のお土産物として少しは知られるようになるものなのに。南部せんべいは有名になっていますが、輪島せんべい、と言っても知らない人が東京ではほとんどです。南部せんべいにはない、コンブをトッピングした輪島せんべいが院長のお気に入りであり、患者さんにもオススメしました。

輪島の人たちが、全国に「お取り寄せグルメ」のように売り込んでいる商品が私には見つけられません。最初のうち輪島の人たちに商売のセンスが無いのだ、春のころはそう思っていました。でも、最近違った考え方をしています。輪島の人たちは、商売にしてまで人を雇ったりして他人に任せて品物作りをしたいのではないらしい。手造りしてきたものを機械に作らせてまで売りたいわけではない。都会にインターネットで品物を販売するまでビジネス化して、朝から晩まで(都会人が夜まで残業するように)仕事漬けで生きる事をのぞんでいないのだろう。。。。。そう思っています。

輪島は、羽田空港から1日2便の飛行機にのれば、すぐソコです。新幹線開業で沸く金沢もよいですが、金沢は大都会です。能登半島に飛行機でまっすぐ行く旅がオススメです。なにか名物があることを期待するよりは、少なくとも東京の周辺では無くなった、鉄道の来ていない、昔のままの海沿いの街と、その生活に魅力があります。

ついでに、というか、ガイドブック的でない輪島の情報。(ガイドブックが参考にならないのは、国内旅行でも海外旅行でも同じです)

輪島で何を食べたいですか?海の幸?それも正解です。季節毎に変わりますが、魚、アワビ、サザエなど、都会よりも美味しいものを食べるのは楽しいですね。

輪島周辺、能登にフレンチレストランは?あります、調べてみてください。

院長のオススメ情報は、輪島の中心部、中央通り沿いにある(健康ふれあいセンター近く)、朝市からも近い場所の美味しいパン屋さんです。

ベイビーブレッド(Baby Bread)というパン屋さん。輪島という田舎のイメージとは違ったハード系のパン、キッシュ、タルト、他、たくさんの創作パン。

朝夕2食付きの宿でたくさんの能登の和食を食べたら、昼はどうする?パンでしょ!というときにベイビーブレッドのパンがオススメです。

ただ、輪島の人の商いです。観光客が一番多い日曜は休んでいるらしい、要注意。週末の旅行の場合は、土曜日のうちに輪島の街に散歩に出て、お店に寄っておかないといけませんね。

ベイビーブレッド
石川県輪島市河井町2-286-5
電話 0768-23-1811

日曜、月曜と休み。営業時間は旅行に行く前に電話で確認してください。

ベイビーブレッドのブログ
「輪島のぱんバカ日誌」

ブログのアップの直後に調べてみたら、ベイビーブレッド、朝市にも出店しているみたいです。今年は、朝市が「拡大版」になっているのかな?朝市の出店の位置は、永井豪記念館の前あたりらしいですよ、朝市観光に行かれましたら、探してみてください。