地元豊島区でみられている状況

保健所機能がもう飽和し滞っています。発熱時や新型コロナ感染を疑ったときの相談窓口の電話はほとんど受けることができない状態です。ここの拡充に予算をつければよい?そんな予算はでてこないそうです。だれか、区長や区の出納長をおどして考え方を変えさせてください。夜の街の休業補償とかよりも優先される「金の使い道」でしょう?

PCR検査の件数にも余裕がなくなり、発熱者が通常の方法で申し込んでも一週間以上の先の予約となります。待っているあいだに、PCRは陰性化するかもしれないから、発熱者にとっては、お粗末な対応。

テレビで都知事がいう「検査能力がすでに6000件以上」は、受託する側のカウントのことではないでしょうか?区ごとでそれぞれの地元に責任をもちましょう、という原則で、区単位で財政支出をして人件費等からみれば赤字のPCR検査物の採取をおこなっています。豊島区の場合は、許される範囲の予算のなかで運用されている検査件数は1日あたり60件から多くて100件未満です。溢れている7月中旬現在は後日の予約として積み上がる一方です。

無症状のひとがPCR陽性である比率は7月18日の今日の時点でようやく0.5から1%あるかないか程度だろう。(ホストさんが30%陽性という話とは正反対)だから、無症状の人を100人、自費一人4万円で行えば400万円でチェックしても一人を見つけることができないのかもしれない。100名の企業を前に進めるために社長がハンコをおして検査されるようだが、そのPCRが全ての新型コロナ 感染者をみつけるわけではないので、はなはだ無駄である。(私は、今を「コロナ災禍の焼け野原」だと思っているのだけど、そういうところでボロい商売をはじめる医者がいて、そこが賑わっている)

都知事がいう6000件を超える検査能力は、かくして、不必要なPCR消費として食い潰される。しかし、発熱者のPCRが検査環境や検査物採取者への汚染をきたさない方法で行われるにはまだ、工夫がたりない。それが解決しないかぎりはまだ半年や1年はPCR検査の不足はつづくだろう。