豊島区、千川駅近くのわかしま内科のブログです。

お腹の調子の悪さの原因は?治療は?

腹痛、下痢、便秘など、症状があっても、病院には行かない人。

病院で一度は薬をもらったりしたのだけど、あまり効かないからあきらめていた。
そんな患者さまも多いように日頃の診察で多いように思います。

特に大きな病院の消化器科の外来や内視鏡(カメラ)などを専門にする医療機関の外来では、どちらかと言うと癌や潰瘍性大腸炎などの発見や治療に医師が力をそそいでいる分だけ、「検査したけど、異常はありませんからね」というケースでは、その先の患者さまの症状改善には意外と熱心ではなかったりします。

若い患者さまでは、内視鏡など検査で異常所見を指摘できる率はあまり高くありません。むしろ、腸のはたらき、腸の運動や機能の調節の異常が原因の腹痛、下痢、便秘などが多いです。それらは、通常の画像での検査では「異常はありません」との結論になります。

お腹の調子をよくするために

頻度は多くはないですが、癌など重大な病気が隠れていることもありますから、検査を受けてみることも必要でしょう。

でも、腸の運動や機能の異常による症状(”機能性”の病気と呼びます)であるとしたら、食生活の改善や、機能の悪化にむすびつくストレスや運動不足の解消など、生活スタイルの改善も役立ちます。

わかしま内科・消化器科では、そういった患者さまの診療の経験をたくさんしてきた院長の外来で主に対応させていただきます。薬の選択にも、少しコツが必要ですし、薬の効果の判定を積み重ねて、問題解決を手にいれましょう。